【導入は簡単】

ワードプレス(Wordpress)でブログを始めるのは非常に手軽です。有名どころのレンタルサーバー業者なら当然グラフィカルに導入や設定ができるようになっていますので、自分でプログラムを修正したりする必要なく構築はできます。記事編集や記事内の画像アップロードなど、日常的に行う基本的なページ変更作業は、簡単にできるでしょう。

【維持・改善】

しかし、ビジネスライクに、本気でブログを育て、ネットユーザーの人気を集め、収益化を図ろうと考えた場合、サービスを維持・改善していく必要が出てきます。足りない機能を追加したり、デザインを変更したり、あるいは広告を設置したりといった様々な要望です。要望に対応するには、ブログ記事だけでなくシステム環境を含めて管理する必要があります。

【気をつけたいバグ】

そのような場合、初心者が陥りやすい罠というものがあります。それは改良していく際に、誤ってリアルに稼働しているブログの環境設定やプログラムを変更してしまい、サーバーエラーやバグ発生により、サービスが停止、閲覧不可能になってしまうことです。いわゆる「落ちた」部類に該当します。こうなると、ユーザーの信頼性を失うばかりか、SEO的にも検索順位に影響が出たり、広告収入が途絶えたり、良いことは一つもありません。これは本当によくある話です。

【テスト検証は必須】

ではそうならないために、どうしたらよいでしょうか?答えは、テスト環境を構築し、必ずプラグインの導入や更新、テンプレートやデザインの変更、その他設定変更について、影響度を調査し、正しく機能するか、支障はないか等々の検証を行うということです。その上で、問題なしと判断された場合に、本番へ機能を反映します。プラグインやテンプレートもバグらない保証はありませんので、安全にブログを運営するには、このような作業は必須です。

【開発環境プロの現場では】

プロの現場では、次のような4つの環境を準備し、問題発生を未然に防ぐ体制を整えています。これはサービスの規模によりさらに増えたりする場合があります。

  1. 本番環境:実際にシステムのサービスを提供する環境
  2. ステージング環境(準本番環境):ほぼ本番環境そのままで、一般公開されない状態の環境
  3. テスト環境:自社部内チーム専用の共有されたテスト環境
  4. ローカル環境:自分専用のパソコン内で完結するテスト環境

個人でブログを運営するにしても、本気で考えるなら最低限ローカル環境ぐらいは用意することをお勧めします。

【ローカル環境構築方法の紹介】

最後に、そのローカル環境を構築するための便利なソフトウェアを幾つかご紹介いたします。

《方法1:MAMP》

https://www.mamp.info/en/

基本はこちらを選ぶのが正解でしょう。Windows, Macに対応しています。Apache、Nginx、 MySQL、SQLite、PHP、Pythonおよび Perlをバンドルしています。Wordpressだけでなく、他のソフトウェアやCGIスクリプトも実行したいなど、機能拡張にも役立ちます。

《方法2:XAMPP》

https://www.apachefriends.org/jp/index.html

Windows, Linux, Macに対応しています。Apache、MariaDB、PHP、および Perlをバンドルしています。本番環境に合わせて、WEBサーバーにApache、データベースにMariaDBを採用するならこちらを選んでも良いでしょう。

《方法3:Instant WordPress》

http://www.instantwp.com

Windows向け、更新履歴を見ると2015年8月以来、1年以上更新が停止しているように見えます。最新版でも古いWordPress4.2を利用していますね。よってこれは使わないでよさそうです。

《方法4:全て個別に》

一つ一つ個別にインストールする方法もあります。

OSの導入から始め、Webサーバー、MySQL、PHP、そしてWordPressをインストールと全て手動で進める必要があります。これで、機能拡張などカスタマイズされた柔軟な環境を構築することができますが、その分手間暇がかかります。WebサーバーがApacheでない場合など、やむを得ない場合を除き、この方法は採用しなくても良いでしょう。